合併症がある場合の手術について
当院が対応可能なケース
- 子宮筋腫・子宮ポリープ
- 卵巣疾患
- コンジローマなどの性感染症
- ぜんそく
- アレルギー性鼻炎・アレルギー疾患
- 高血圧・低血圧
- 糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病
- 甲状腺機能亢進症・低下症
- うつ病・不眠症
- てんかん
- 向精神薬を服用している
- 聴覚障害（手術条件として女性通訳のご同伴が必要です）
- 貧血
- Rh(-)型血液
合併症と麻酔について
麻酔では鎮静剤や鎮痛剤が使われます。こうした薬剤は既往症や病歴、体質などを十分考慮した上で患者様に最適な処方を行っています。高血圧・糖尿病・ぜんそくなどがある場合、それぞれ合う薬剤が異なりますし、術中の全身管理もより厳密なコントロールが不可欠です。
また、当院では呼吸抑制や不整脈が万が一にも起こった場合、素早く適切な処置を行えるようにしています。
よくある合併症
子宮筋腫合併妊娠
子宮筋腫は発症の多い疾患です。中絶手術における子宮筋腫合併妊娠は珍しくありません。筋腫により子宮の屈曲や偏移を起こしやすい傾向があり、器具が隅々まで届きにくく手術の難易度も上がります。当院では事前に超音波検査で屈曲や偏移をしっかり確認した上で、術中にも超音波エコー機をガイドにしながら熟練した院長が慎重に手術を行って出血リスクを最小限にしています。
重度の貧血
貧血は女性に多い症状です。重度の貧血も適切な治療で改善できますが、中絶手術は早く行えば心身への負担が大きく軽減できます。当院では事前検査で貧血があることがわかった場合、貧血治療を併用し、出血を抑えて手術時間を短縮できる掻把法/吸引法併用の手法を用いることで出血リスクを最小に抑えています。
向精神薬
向精神薬・睡眠薬を服用している場合、一般的な麻酔は効きにくいとされています。そのため、手術中にはより精度の高いコントロールが必要になってきます。当院では、安全性を高めるために全例酸素導入を行っています。さらに、手術中の呼吸状態、心電図、血圧を常時確認し、必要な際にはすぐに気道確保などの処置を素早く行えるようにしています。
